モダン・ラブ〜今日もNYの街角で〜レビューと感想まとめ!おすすめの理由と名言

映画

モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜」は、アメリカのTVドラマシリーズです。

ニューヨークを舞台に、いろんな男女が織りなす恋や愛の物語。時には、笑いあり、涙ありの短編ドラマですが、すごーく奥が深いドラマなんです。

それもそのはず。
このドラマの元になっているのは「ニューヨーク・タイムズ」のコラム「モダン・ラブ」に、全世界から寄せられたエッセイの数々なんです。

15年以上続くコーナーということもあり、ドラマ以外にも、本になったり漫画になったりとその人気ぶりが伺えます。

シリーズ1には、8つの短編がおさめられていますが、正直、どれもいいんですよね!
恋にも愛にも、決まった形はないし、年齢も関係ない。いろんなことを考えさせられるけど、最後には心がほっこりします。

どれかオススメをと言われると、うなってしまうくらい、甲乙つけがたい作品ばかりですが、今回は私が悩みに悩んでオススメするエピソードを3つをご紹介しますね。

恋や愛に悩んでいる方も、そうでない方も、ぜひご覧になってみてください。

モダン・ラブ〜今日もNYの街角で〜のレビュー

モダン・ラブのシリーズ1は、8つのエピソードから成っています。
どの作品も30分前後という短さながら、ストーリーには深さがあって、かなりの満足感です。
そのうちからオススメ作品を3つあげてみます。

①エピソード8「人生の最終ラップはより甘く」

老齢を迎えたジェーンは、友達と出場したマラソン大会でケンと出会います。
気があった二人は、そのまま交際し、結婚。二人での楽しい生活や趣味のマラソンを楽しみますが、ケンが病気で先立ちます。

エピソードのメインは、ケンの葬儀のシーン。ジェーンのあいさつの言葉が、胸に刺さります。

また、他の7つのエピソードの出演者が、雨降るニューヨークの街で次々に交差する演出が組み込まれていて、それぞれのエピソードの裏側が垣間見れるという興味深い仕掛けも必見です。

Nao
Nao

50代の私にとっても、恋は若い人だけのものと思っていましたが、そうじゃない!ということを二人に教えてもらえた気がします。

最後は一人になってしまうジェーンですが、まさに「人生の最終ラップ」はそれまで味わったどんな恋よりも甘く感じたんでしょうね。

でも、それってなぜなんでしょう。やはり生きてきた長い年月で、ちょっとやそっとのことでは、動じなくなっているからなのでしょうか。合わないところやいやなところも全て認められる、それが人生終焉の恋なのかもしれませんね。

そんな恋。ある意味、理想的です。

②エピソード7「僕らが見つけた家族のカタチ」

トビンとアンディはゲイのカップル。アンディが子どもがほしいと言い出したことで、二人は養子をとることを決めます

養子を取るということはなかなか簡単なことではありませんでしたが、ホームレスのカーラを紹介され、3人は会うことに。そこで、カーラはトビンとアンディを気に入ります。

また出産の頃には戻ってくると言い残し、旅に出たカーラは、出産の8週間前、大きなお腹を抱えて二人の元に戻ってきます。一緒に暮らし始めた3人でしたが、カーラが見ず知らずのホームレスの男性を家に連れ込んだことで、トビンとカーラがぶつかってしまいます。でも、話し合い、二人は理解し合います。

そして、いよいよカーラは女の子を出産。新しい家族の中で、女の子はすくすくと成長します

Nao
Nao

このカップルのトークは、何ともテンポがよく、本音をぶつけ合っていて、いいカップル以外の何物でもありません。夫婦で話し合うことの大切さを、この二人に教えてもらった気がします

養子を取るなんていう一大事は、とことん本心を話し合わないことには乗り越えていけない問題ですからね。きっと、子供が成長するに連れて、次から次にいろんな問題にぶつかることになるんでしょうが、それもこの二人なら大丈夫、と傍から見て思えるくらいの二人です。

あと、こんな二人、友達にほしいかも^_^

③エピソード1「私の特別なドアマン」

主人公・マギーが暮らすアパートには、初老のドアマン・グズミンがいます。マギーの生活の様子を見守るグズミンでしたが、マギーにとっては、自分が交際する男性についても常にグズミンのお眼鏡に叶うかを気にするような、そんな存在でした。

そんな時、マギーが予期せず妊娠。シングルマザーになることを決意します。そこには、もちろんグズミンの助言と後押しがありました。やがてグズミンに見守られ、助けられながら、マギーは娘を出産し、子育てを始めます。

しかし、仕事の関係でニューヨークを離れなければならなくなるマギー。グズミンに支えられながら暮らしてきたマギーにとって、それは苦しい決断でしたが、またそっと後押ししてくれたのはグズミンでした。

数年後。新たなパートナーを連れて、娘とニューヨークを訪れたマギー。これまで、どんな男性のこともマギーの相手として認めなかったグズミンでしたが、今回の相手は会うなり合格の印を押します。

その理由は、マギーの目がこれまでと違っていたから。グズミンは、相手の男性ではなく、マギーの目を見て相手のことを判断していたのでした

Nao
Nao

何とも言ってもグズミンが素敵すぎます。マギーのことをどれだけ愛しているんでしょうね。

グズミンのマギーに対する愛は男女の愛ではなく、まるで親のような愛。恋の相手を見るのではなく、マギー自身を見て相手のことを判断していたというこのひと言には、唸りました!

本当の親子でも、ここまで子供のことを見抜ける親はそうそういません。私も子供たちが結婚相手を連れてきたときは、子供たちの目を見てみようと思います。

モダン・ラブのシビれる名言

Nao
Nao

「モダン・ラブ」を見ていて、私が感じたのは、人は人と話をすることでやっと分かりあえるんだなぁということ。言葉で気持ちを伝えあう「対話」の大切さをひしひしと感じました。

日本人はどちらかと言うと「言わなくてもわかるでしょ」という文化ですよね。でもアメリカは違う印象です。ドラマということもあるので、言葉になる割合が高いのかもしれませんが「モダン・ラブ」には印象的な言葉が散りばめられています。

ドアマン・グズミンの名言

エピソード1に出てくるドアマン・グズミンの言葉は、どれも心に残ります。
妊娠し、一人で子供を育てることに躊躇するマギーに向かって、グズミンはこう言います。

親の意見が何です? 決断は応援しますが、逃げるのはダメです。
一生背負うことですから。

「私の特別なドアマン」より

仕事のチャンスが舞い込んだものの、ニューヨークを離れることを決めきれないマギーには

不可能はありません、マギー。受け入れなさい。

「私の特別なドアマン」より

と強く勇気づけます。これだけ近くに力をくれる人がいるって、本当にうらやましいですよね。
グズミン、いったい何者なんでしょう・・・

葬儀でのマーゴの名言

エピソード8「人生の最終ラップはより甘く」は、葬儀でのマーゴの言葉が胸に刺さります
生前、夫のケンは結婚式をすることにあまり乗り気でなく、それはこんな理由だったから。

この年なら、死が二人を分かつまでなんて、大した誓いじゃない。

「人生の最終ラップはより甘く」より

どれだけケンがマーゴのことを愛していたかがわかる言葉ですね。
そんな年老いてからの恋愛を、マーゴはこんなふうに表現しています。

人生の酸いも甘いも経験済みで、妥協の仕方も身につけていた。
喪失と過ちをいくつも経験してきたから、この関係が失敗に終わっても乗り越えられると思っていた。

「人生の最終ラップはより甘く」より

でも、それは違っていたとマーゴは振り返ります。
老人になってからの恋も若い人の恋と同じだと。

Nao
Nao

この表現って「愛していました」という表現よりも、強く刺さりますよね。諦めきれない恋、愛する人への思いが短いドラマの中で感じとれました。

「モダン・ラブ〜今日もNYの街角で〜」が愛される理由

はじめに書いたように、「モダン・ラブ」はニューヨーク・タイムズに寄せられたエッセイからなるコラム。それがドラマ化され「モダン・ラブ〜今日もNYの街角で〜」が作られました。

このコラムのコーナーに寄せられるエッセイは、年間に8000本と言いますから、いろんな「ラブ」の模様があるんでしょうね。その中から選ばれた8つのストーリーということですが、おそらくどれもリアルなお話。少しの脚色はあるんでしょうが、人の人生にはいろんな愛のカタチが存在するんですね。

アマゾン製作のドラマということで、そんなにメジャーな作品ではないのに評価が高いのは、やはり原作に大きく要因があるんでしょう。私も絶対的にオススメです。

このドラマに出てくるほどの珍しい愛のカタチは経験していなくても、そこでキャストが語る言葉に、身に覚えがある人も多いはず。その共感が大きく支持される理由なんでしょうね。

あのアン・ハサウェイが登場する「ありのままの私を受け入れて」では、躁うつ病に長年悩んできた主人公が、自分の病気をカミングアウトし、ありのままの自分で生きることを決めることで、大きく前進します。これほど大きな病気は持っていなくても、自分らしく生きることを躊躇している人は多いはず。

Nao
Nao

そんな誰もが抱える悩みをすくい上げ、優しく後押ししてくれる作品が揃っていること。それが「モダン・ラブ」が愛される理由なんでしょう。

シリーズ2も製作されているところと言いますから、本当に楽しみ。早くみたいなぁ。

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