アデライン100年目の恋のレビューと感想まとめ!老いに関する名言が深い

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「アデライン100年目の恋」は2015年にアメリカで公開された映画です。主人公は、老いが止まってしまった29歳の女性・アデライン

ファンタジーとはいうものの、どんなエンディングが待っているんだろうと思いましたが、とてもハッピーな気分になる作品でした。

やはり、後半、ハリソン・フォードが登場し、物語にぐっと深みが増しますよね。さすがです。

ありえないお話ながら、「老い」ということについて、とても考えさせられます。普段は、老けたくない!と思ってばかりですが、老いることも満更でもないと思わせてくれる作品です。

この記事では、ネタバレと名言についてお伝えしていきます。

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アデライン100年目の恋のレビュー

「老いない体」を手に入れるのは、人類の永遠のテーマのような気もします。でも、突然の事故で、予期せず「老いない体」を手に入れてしまった主人公・アデラインの苦しみを見ると、そこには「老いる」ことにも大きな意味があるのだなと感じます。

老いない身体に

アデライン・ボウマンは1908年1月1日、サンフランシスコに生まれました。裕福な両親の元で成長し、ある日、ゴールデンゲートブリッジの工事現場を母親と訪れます。

そこで、技師である夫・クラレンスと出会います。程なく結婚し、3年後、娘が誕生。幸せに見えた生活でしたが、それから5年後、橋の足場の崩落事故で夫が亡くなります。

そして、事故から10ヶ月経ったある日。両親の海辺の別荘に車を走らせていたアデラインでしたが、温暖なカリフォルニアにもかかわらず、突然の雪が降り始めます。彼女はハンドルをとられ、事故を起こし、車ごと海の中に転落してしまいました。

無酸素状態となり、呼吸が停止。心臓も止まり、アデラインは命を落としたかに見えました。

しかし次の瞬間、稲妻が車に落ち、心臓の動きが復活。2分後には呼吸も戻りました。

そして、何とこの瞬間から、アデラインは時間の経過による破壊作業を受けなくなったのです。つまり、老いない身体を手に入れたのでした。

Nao
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不老不死について描いた作品は多いですが、こんな突然の事故で、それも現実味のある設定の中で、不老を手に入れてしまった主人公は初めてかも。SFタッチではない分、感情が入りやすいですね。

アデラインの秘密の生活

29歳の美貌のままのアデライン。娘のフレミングが高校生にもなると、友達同士のようだと言われるようにもなります。体が老いないことについて徹底的に自分で調べあげ、検査も受けたものの、アデラインの体の状態は科学の説明がまったくつかないものでした。

FBIからも追われるようになり、アデラインはある決断をします。

それは、10年ごとに住む場所を転々とすること。そして名前も見た目もそのたびに変えること。そしてその運命を決して口外しないこと

そして、自分と娘の自由と安全のため、娘を残しアデラインは家を出ていきます。

一人娘と別れなければならないほどの切羽詰まった状況。そして、自分自身を常に偽ることは、本当に苦しみの毎日だったことでしょうね。

エリスとの出会い

あるパーティでアデラインは、青年・エリスと会います。

何度もアデラインにアプローチしてくるエリス。悪い気はしないものの、もちろんずっと一緒にいることはできません。

しかし二人は次第に惹かれ合ってしまいます。そして、エリスの両親の40周年の結婚記念パーティに参加するため、エリスの実家を訪ねることになるのです。

Nao
Nao

もともと美貌の持ち主アデライン。それに加えて、実は長〜い人生を歩んでいるので、知的で思慮深いと来たら、確かに男性に言い寄られることも多かったでしょうね。魅力的ですもん。

運命の出会い

エリスの父親は天文学者、母は優しいけど芯の強いニューイングランド人、と教えられていたアデライン。

エリスの実家に着くと、アデラインの顔を見るなり「アデライン…」と彼女の名前を呼んでしまう父・ウィリアム。実は、エリスの父とアデラインは、若い頃、ロンドンで出会い、結婚まで考えた仲だったのでした。

その場は「アデラインは私の母です」ととっさに交わし、自分のことを隠し通したアデラインでしたが、翌日、アデラインの手の傷を発見し、父・ウィリアムは、それが母親ではなくアデライン本人であることを確信します。

それもそのはず。その傷は、当時医学生だったウィリアムが縫ってあげたものだったからです。

ウィリアムに詰め寄られ、とうとう真実を告げてしまうアデラインでしたが、もうこのままではいられないと、エリスの元から離れることを決意します。

フィクションとは言え、一番ハラハラさせられるシーンです。まさか、愛してしまった男性の父親が、自分のかつての最愛の人だなんて、、、なかなかドキドキの展開です!

2度目の事故

車を走らせるアデラインでしたが、またもや事故に遭います。今度は車にぶつけられ、道下に転落してしまうのです。

あの時の事故と同様、心臓も一度は止まってしまいますが、今度は救急隊員の電気ショックで命を取り戻します。アデラインが目を開けると、そこにはエリスの姿が。

病院に運ばれたアデラインは、エリスに真実を打ち明けます。病院には娘のフレミングも駆けつけ、母がやっとすべてを愛する人に打ち明けられたことを喜びます。

そして、アデラインはこの2度目の事故により「老い」を再びスタートさせることができるようになったのでした。

一本の白髪に喜ぶアデライン。エリスとの幸せな未来が始まるのでした。

Nao
Nao

こういうラストか〜!とうなってしまいました。一瞬、アデラインがこのまま亡くなる?と悲しくなりましたが、最後はハッピーエンドで安堵しました。

レビューまとめ

重なった不運の気象条件で、老いない体を手に入れてしまい、また同じような事故で、時計の針が回り始めるという女性・アデラインのお話でした。時計の針が止まった数十年の長い年月の中で、最愛の娘との生活を諦め、恋を諦め、自分自身でいることを諦めたアデライン。「老いる」ことの意味を考えさせてくれるお話です。

アデライン100年目の恋の名言

ラブファンタジーというジャンルに振り分けられているこのお話ですが、いろいろと私たちに教えてくれることがあります。

年老いた娘・フレミングに、「愛する人がほしいと思わない?」と聞かれたアデラインは、こう答えます。

将来がないんだもの、意味ないわ。私が言っているのは、共に老いる将来のこと。
それがないと愛しても辛いだけ。

愛する人と暮らすことって、こういうことなんですね。「共に老いる」という言葉が、本当に深く刺さります。

Nao
Nao

老いることを私たちは敬遠しがちで、特に女性はあの手この手で老いを食い止めようとします。でも、その「老い」にも自然のルールがあるんですね。

そんなルールにのっとって人間が生の営みを繰り返しているからこそ、人の命は愛おしく尊いものなんでしょう。

2度目の事故を起こした日も、雪が降りました。これは、に隕石が衝突したショックを地球がもろに受けたから。ある地域では、水位が上昇し、雪までもを降らせたのです。

Nao
Nao

これも、何か含んだ意図があるような気がしてなりません。自分の知らないところで「あることがあることに影響を与えている」って、意外とあるのかも!?

物事にはすべて原因がある。ファンタジー作品にこんな言葉を使うと、イメージが壊れるのかもしれませんが、アデラインの老いが何十年も止まってしまったことには、何かそうなる原因と意味があったのではないかとも思えてきます。

「老いない」ことでアデラインが学んだことって、何だったのでしょうね。皆さんは、どう考えますか?

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