北京五輪で中国のフィギュアスケート選手、朱易(ジュ・イー)選手が「スパイ」と呼ばれる事態になっています。
自分の国の代表に「スパイ」だなんて、ひどいね〜。何で?
この話題には父親も登場したりしますが、どんな人なんでしょう?
この記事では、
・朱易(ジュ・イー)の父親はどんな人?
について、見ていきます。
朱易(ジュ・イー)が中国でスパイと呼ばれる理由は?
北京五輪のフィギュアスケート、中国の女子代表となった朱易(ジュ・イー)選手へのバッシングがひどいですね。
団体戦に出場した朱易(ジュ・イー)選手に、
・スパイ
・父親のコネ
・また転んでまた泣いた
など、心無い言葉が浴びせられているんです。
たった一人の女子の代表なのに、なんで中国の人たちはそんなこと言うんだろ?
朱易(ジュ・イー)が中国でスパイと呼ばれる理由①アメリカ育ち
朱易(ジュ・イー)選手は、2002年9月19日にアメリカ・ロサンゼルスで、中国移民系の家庭に生まれました。
そして、2018年にアメリカ国籍を捨て、中国籍となったわけです。
前回の平昌オリンピックの時だね。もう4年も経ってるんじゃないか!
名前も、それまで「ビバリー・ジュウ」だったのを「朱易(ジュ・イー)」へと変更。
並々ならぬ決断だったのではないかと思います。
しかし、やはりアメリカ育ちが長かったせいか、中国語が流暢には話せないそう。
そのことも非難の対象になっているようです。
朱易(ジュ・イー)が中国でスパイと呼ばれる理由②陳虹伊が選ばれなかった
今回の北京五輪、フィギュアスケート女子の枠は、たったの1つ。
それをトライアウトで勝ち取ったのが、朱易(ジュ・イー)選手でした。
その1人って言う枠が、くせ者だったね〜。枠がせめて2つあれば、ここまでバッシングされることもなかったろうに…
実は、北京五輪で有力とされていた選手がいたんです。
それが、陳虹伊(ホンイー・チェン)選手。
なんと、奇遇なことに、朱易(ジュ・イー)選手と陳虹伊選手は全く同じ誕生日を持つ19歳なんです。
そんな2人が代表を争って、全く違う扱い受けるなんて、かわいそうだな〜
もちろん、不正など行われていないでしょうが、ずっと中国で頑張ってきた陳虹伊選手を知る中国の人達からすると、不満が爆発したのかもしれません!
朱易(ジュ・イー)が中国でスパイと呼ばれる理由③北京での開催
自分の国でのオリンピック開催となると、やはりメダルを期待しますよね?
選手たちはかなりの重圧だと思いますが、つい期待してしまうのもわかります。
そこへ来て、転倒が相次いだ朱易(ジュ・イー)選手。
だからって、失敗を寄ってたかって非難するなんて、あっちゃいけないけどね!
朱易(ジュ・イー)の父親はどんな人?
今回の朱易(ジュ・イー)さんの大炎上は、父親が高名すぎることへの「ひがみ?」「ねたみ?」みたいなものもある気がします。
朱易(ジュ・イー)さんの父親は、朱松純さんと言います。
名前 | 朱松純(ジュ・ソン・チュン) |
年齢 | 1968年6月(53歳) |
職業 | カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授 |
学歴 | 中国科学技術大学、ハーバード大学 |
確かに、高スペックですね!
でも、中国でただ1つのオリンピック代表枠を勝ち取るための力が、大学の教授にあるものでしょうか?
ちょっと考えればわかるはず。
育ちもよくて、アメリカからやってきた才能ある女の子への批判ってとこだね。
朱易(ジュ・イー)が中国でスパイと呼ばれる理由と父親について
中国の人口は14億人。
世界に向けて出る人たちも多く、中国の方たちが世界のあちこちで活躍しています。
そして、今回の北京五輪を機に、中国に国籍を変えた方もいます。
朱易さんもその1人のはず。
家庭のルーツである中国の国籍を選ぶことは、アスリートということは抜きにしても、よくあることだしね。
今回の北京五輪では、日本代表の高梨沙羅選手のスーツ規定違反が話題になりましたが、日本の人たちは誰も高梨選手を責めなかったですよね。
だって、どれだけ大変な中で戦っているか理解しているから。
19歳で頑張る朱易選手も、極限の精神の中で戦っているはず。
ぜひ、個人戦では気を取り直して、頑張ってほしいものです。
がんばれ、朱易ちゃーん!