羽生結弦の北京五輪SP曲は清塚信也と「序奏とロンドカプリチオーソ」

スポンサーリンク

北京五輪2022のフィギュアスケートで3連覇を狙う羽生結弦選手。

どんな曲で演技を行うのか、気になりますね!

ショートプログラムもフリーも、羽生選手自身が選んだ曲。それぞれにストーリーがあるんだよね〜

今回の記事では、

・北京オリンピック2022羽生結弦のショートプログラム曲
・北京オリンピック2022羽生結弦のフリー曲

について、書いていきます。

このストーリーを知って、もっともっと羽生選手のことが応援したくなったよ!

スポンサーリンク

羽生結弦の北京五輪ショートプログラム(SP)は清塚信也との曲

北京オリンピックのショートプログラム。

羽生結弦選手が選んだのは「序奏とロンド・カプリチオーソ」でした。

北京オリンピック行きを確実にした、12月の全日本選手権でこの曲を初披露。

さて、どんな曲なんでしょう?

「序奏とロンド・カプリチオーソ」とは?

「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、1863年、フランスの作曲家、カミーユ・サン=サーンスによって作られました。

サン=サーンスの友人、ヴァイオリニストのサラサーテに捧げる曲として、サラサーテも一緒に作ったんだそうです。

サラサーテはあの「ツィゴイネルワイゼン」を作曲した人だね。超絶技巧の持ち主と言われた人でもあるよ。

日本のヴァイオリニストの中では「ロンカプ」という愛称で親しまれている曲。

元々、ヴァイオリンとオーケストラのために書かれた曲ですが、ピアノ版も多く愛好されています。

2016年に公開された映画「四月は君の嘘」でも登場していますよ!

ヴァイオリニストの広瀬すずちゃんと、ピアニストの山崎賢人君の演奏シーンはなかなか見ものだよ!

トリノオリンピックで金メダルをとったロシアのプルシェンコ選手や小塚崇彦選手も、この「序奏とロンド・カプリチオーソ」を使っていました。

【ロンド・カプリチオーソの意味】
● ロンド・・・同じ旋律が、ちがう旋律を挟みながら何度も繰り返される楽曲の形式
● カプリチオーソ・・・イタリア語で「きまぐれな」の意味

3連覇の勝負曲を託したのは清塚信也

そんな「序奏とロンド・カプリチオーソ」を、羽生結弦選手は、自分の良さを出すのは「ピアノ」だと思ったそう。

そして、その思いを託したのが、ピアニスト・清塚信也さんだったのです。

清塚信也さんは、テレビにもよく出演されるピアニスト。モスクワに留学経験もあります。音楽好きの両親の元で育ち、5歳の頃にピアノを始めたそう。お母さんが韓国人というハーフです。

清塚さんと羽生選手の出会いは「ファンタジー・オン・アイス2018」

ユーミンの「春よ、来い」を清塚さんがアレンジし、羽生選手はその時のコラボが忘れられずにいたそう。

コロナ禍の2020-2021年シーズン。本拠地のカナダにも渡れず、一人で黙々と日本で練習をする中、この「春よ、来い」が羽生選手を支えてくれたんだそうです。

羽生結弦が清塚信也に放った言葉が神!

羽生選手に編曲の依頼を受け、事の重大さに気づいたという清塚さん。

曲作りの早さに定評のある清塚さんですが、この時ばかりは出来上がった曲を、なかなか羽生選手に渡せずにいたそう。

羽生選手のスケートにかける思い、そして曲にかける思いを知っているだけに、すごいプレッシャーだったんだろうね〜

結果的に、指定された日より少し遅れて、完成品を羽生選手に渡したのだとか。

その時、羽生選手がこんな言葉を口にしたそうです。

「この遅れた分、清塚さんがどう生きてきたか。

そういうことが、この曲にはさらに追加されたから。

そういう物語になるべくして、このプログラムはあるんですよ」

深いですね・・・

羽生選手と清塚さんの互いの信頼が見えた気がします。

羽生結弦の北京五輪フリー曲

北京オリンピックのフリースケーティング。

羽生結弦選手は「天と地と」で演技します。

「天と地と」とは?

「天と地と」は、1969年のNHK大河ドラマのオープニング曲。

上杉謙信の生涯を描いた作品です。

今から50年以上も前に作られた曲を選んだのも、羽生選手本人なんですよ。

「自分が成長していないんじゃないか。だんだん戦えなくなっているんじゃないか」と、人知れず悩んだことがあった。

「戦うことに疲れた」とさえ思った。そんな時に自身と戦国の最強武将を重ねた。犠牲と葛藤、戦いの美学に触れた

時代は違っても、必死に戦う男という意味では共通している羽生さんと上杉謙信。

2020〜21年シーズンに使い始めたこの曲で、2年目を戦っています。

北京オリンピックに照準を合わせた羽生結弦?

過去2回のオリンピックで、羽生結弦選手を金メダルに導いた、ブライアン・オーサーコーチ。

オーサーコーチいわく、

「オリンピックのフリーは2年かけて完成度を高める」

のだとか。

ということは、2年目の今年は、成熟した「天と地と」が見られるというわけだね〜

演技に合わせて、羽生選手自身が編曲もしていると言いますから、思い入れは深いはず。

・歴史の中で、戦い続けた上杉謙信
・プレッシャーやスケートの喜びなど複雑な気持ちの中で、懸命に上を目指す羽生選手

その姿は、何だかシンクロしてきますね。

「天と地と」で上杉謙信を演じたのは、石坂浩二さん。なんでも、今の羽生選手と同じ年の頃だったらしいよ。

石坂浩二さんも、羽生選手にエールを送っています。

北京五輪で羽生結弦が使う曲にはドラマがいっぱいだった!

北京五輪2022でオリンピック3連覇に挑む羽生選手と選手。

ショートとフリーで使う曲を調べたら、ドラマがいっぱいでしたね!

ショートの「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、編曲の清塚信也さんとの信頼で出来上がった曲が、鳥肌モノだね〜

フリーの「天と地と」は戦う男の葛藤が、上杉謙信とだぶって見えてくるよ!

全日本選手権では、「曲の解釈」が10点満点だった羽生選手。

動きのひとつひとつ、音符のひとつひとつまでも、自分のものにして、羽生選手はオリンピックに臨みます。

応援しています!

タイトルとURLをコピーしました