北京五輪でもすばらしい演技を見せている、フィギュアスケートのアメリカ代表、ネイサン・チェン選手。
演技は完璧なだけに、その衣装問題さえなければ…という声をよく聞きます。
それって、どういうこと?
今回は、ネイサン・チェン選手の衣装に注目して、
・ネイサン・チェンのロケットマンの衣装もヴェラ・ウォン
について書いていきます!
ネイサン・チェンの衣装デザイナーは誰?
ネイサン・チェンの衣装の多くをデザインされているのは、デザイナーのヴェラ・ウォンさんです。
このルックスで、なんと72歳というから驚きです!
名 前 | ヴェラ・ウォン |
職 業 | ファッションデザイナー |
出生地 | アメリカ・ニューヨーク |
生年月日 | 1949年6月27日 |
ブランド | VERA WANG |
ネイサン・チェンと衣装デザイナー ヴェラ・ウォンとの共通点
ヴェラ・ウォンさんも、ネイサン・チェン選手と同じ、中国系のアメリカ人。
父親は化学会社を経営する方だったということで、裕福な家庭に育ちました。
もう1つ、ネイサン選手との共通点があるんだよ!
7歳からフィギュアスケートをならい、10代では、オリンピックを狙えるまでの選手になっていたんです。
ファッションとしての衣装ではなく、ネイサン選手の「競技にも通用する衣装」が作れるのは、自分もフィギュアスケーターだったからなんですね。
ネイサン・チェン衣装のデザイナー ヴェラ・ウォンがすごい!
でも、結果的にはオリンピックには出られず、そこからファッションの道へ。
雑誌「VOGUE」で編集者を17年間も務めていたと言いますから、本物ですね。
何でも、幼い頃から、母親がパリのファッションショーにヴェラ・ウォンさんを連れて行くほど、服の好きな人だったそう。
母親のDNAをしっかり受け継いだんだね〜
VOGUEをやめた後は、ラルフ・ローレンでディレクターをした後、40歳を目前に結婚。
この時、自分が納得のいくウェディングドレスになかなか出会えなかったヴェラ・ウォンさん。
そんな悩む娘を見た父親が、起業することを勧め、資金提供までしてサロンを立ち上げてくれたのだそうです。
それもニューヨークのホテルにだってよ!パパ、やるね〜!
そうやって出来上がったブランド「ヴェラ・ウォン」のウェディングドレスはセレブにも大人気!
お客様には、
・ヴィクトリア・ベッカム
・イヴァンカ・トランプ
・ミシェル・オバマ
・アリアナ・グランデ
等々、そうそうたるメンバーが名をつらねます。
ちなみに、結婚した旦那さんとは23年間連れ添った後に、63歳で離婚したんだって。でも、2020年のフォーブス誌によると、ヴェラ・ウォンさんの純資産は「295億円」と言われてるよ!すごいね…
ネイサン・チェンのロケットマンの衣装が独創的
ネイサン・チェンさんが北京五輪で身につけた衣装は、ショートプログラムもフリーもヴェラ・ウォンさんによるもの。
ショートプログラムの衣装は、白いシャツに黒いスーツ。
ヴェラ・ウォンさんいわく「氷女のミニマリズム」。
必要最低限までシンプルにした結果ということでしょうか。
こちらが「ロケットマン」の衣装。
映画「ロケットマン」はエルトン・ジョンの反省を描いた映画ですが、同名の曲は、火星に向かう宇宙飛行士のことを書いた歌。
そこに着想を得た衣装ということでしょう。
ヴェラさんが提案する20-30のデザインの中から、ネイサン選手が選んで決めていくそう。決めた後は、ヴェラさんを決めておまかせ。着心地もよくて、動きやすいんだって!
ネイサン・チェンの衣装デザイナーはヴェラ・ウォン!信頼からできる衣装は無敵
ネイサン・チェン選手の衣装が、見る人によっては、イマイチに見えることもある。
これが、俗にネイサン・チェンの「衣装問題」と呼ばれるもののようです。
確かに、他の選手とは、少しテイストが違っていたりしますが、そこまで含めて「ファン」という方が多いですね!
文武両道で、謙虚で、志もあって、か。ファンが多いのも納得だね。